そういえば洋服を買った記憶が……
客先常駐という形態で仕事をしているので、割と「職場」の変化が激しいのですが、今働いている場所は、(この業界にしては)割と女性比が高いです。しかも、社会経験をそれなりに積んだお姉様方が。そんな方々と先日話していたところ、どんな私服を着ているかという話になったのですが、思えば自分の意思で私服を買った記憶があまりないという、ある意味とんでもないことに気づきました。四半世紀も生きてきて、です。
大学に入る直前、ユニクロだったかGUだったかで母と大量に服を買った記憶があって、学生時代はそれを着ていました。文系の割に研究一直線!みたいなゼミにいたので、自分も周りも服装に気を配っておらず、誰にも何も言われませんでしたし、自分のことを大学にジャージで来ないだけマシだと思っていました。いや、いたんですよ、そういう手合いが。
ちなみにこの「母と大量に買った」時は、自分自身では収入もなかったので、服に選択権もありませんでした。しゃあない。
で、社会人になって。
私が新卒で就職したのは作業服かスーツの二択しかない業種でした。
その後、第二新卒で今の会社に入社して、以来システムエンジニアだか何だかという肩書きになったのですが、今の会社や常駐先は私服OKではあるものの、オフィスカジュアルの範囲が分からないということに加え、スーツの方がなんか真面目そうな印象を与えられる(※個人の感想です)というしょうもない理由で、仕事中は私服は着ないことにしています。ただし少々足が悪いのと、歩くのが好きなので足下はだいたいスニーカーです。
理由はいくつかあります。
まず、長らく衣服を買うことを禁じられていたから。私は一人娘で、放任主義な家庭に育ったのですが、服についてだけは母はもの申したかったらしく、しかも彼女と私とではセンスが全く違っていたために、服を買うことだけはずっと禁止されていたのです。禄にバイトもしていなかった学生時代、自分で服を買わなかったのはそのせいでした。
加えて、これは悪いことではないのですが、物持ちがよく、かつ顔立ちや体型が変わらなかったのも影響しているように思います。いつまでも昔の服が入るので、幸運にして、「買わないと本当に外に出られない!」という緊急事態に出くわしたことはありません。
ちなみに写真を見てもこの5年ほど顔は変わっていませんが、今も昔も童顔だと言われたことは一度もありません。お察しください。
さてさて、社会人になって、独立した収入を得たにも関わらず買わなかった理由は、「生きるの必死だったから」の一言につきます。
入社してすぐは、スーツを買ったりするので手一杯でした。買い揃えた4着のスーツにはそれぞれ愛着があるので、後悔はしていませんが。
それから色々あって、支出が収入を上回ったり、収入がなくなった時期もありました。それが原因で転職して、ありがたいことに1年ちょっと前、前職時代とほぼ同じ給与を維持した状態で今の会社に拾ってもらったのですが、それでもお金のやりくりについて、腰を据えて考えることができるようになったのは、本当につい最近のことです。
てなわけで、言い訳するつもりはありませんが、やっと服を考える余裕ができたぜ、というところなのです。
ちなみに私服以外では、先述の通りスーツを4着(夏2冬2)、それに付随してコートを1着、あとソフトバンクホークスのレプリカユニフォームを4着(配布ユニとかもあるので所持数は6着)ぐらい買いました。私服は買ったことないのにレプリカユニにはちゃっかり総額数万円払っている女というのも我ながら珍しいと思います。
そもそもいくらかけていいかわからん
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by Kaori_Sokichi
| 2019-02-10 23:41
| 女子力の高いはなし